肝移植後の長期生存率に有意な改善見られず
2018年2月20日
Annals of Surgery
1987-2016年に肝移植を受け、1年以上生存した患者11万1568例を対象に、移植後の長期生存率の経時的改善度を評価した。 その結果、過去30年以上にわたって長期生存率に有意な改善は見られなかった。生着不全や死亡につながる拒絶反応の発生率は、悪性腫瘍(16.4%)や感染症(10.5%)など免疫抑制剤長期使用の後遺症と比べて低かった(P<0.001)。長期生存率を改善するには、効果の高い長期免疫抑制療法が必要であることが浮き彫りになった。...
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