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心房細動合併心不全のアブレーションで死亡率と再入院減

2018年3月1日  New England Journal of Medicine

有症候性発作性または持続性心房細動を合併した心不全患者に対するカテーテルアブレーションの予後改善効果を検討した(CASTLE-AF試験)。対象患者をガイドラインに基づく心不全治療に加えて心房細動に対してカテーテルアブレーションを実施する群(179例)と薬物療法を実施する群(184例)に無作為に割り付けた。 その結果、追跡期間中央値37.8カ月で、アブレーション群は薬物療法群に比べて主要複合評価項目(全死亡、心不全悪化による再入院)の発生率が有意に低かった(28.5% vs. 44.6%、ハザード比0.62、P=0.007)。心血管イベントによる死亡もアブレーション群の方が有意に低かった(11.2% vs. 22.3%、同0.49、P=0.009)。 ...