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術前の重度障害は手術による改善が困難

2018年3月2日  Annals of Surgery

初めて大手術を受けた高齢者250例を対象に、手術前後の機能障害の経過(functional trajectory)を前向きコホート研究で検討した。術前の障害度は、障害なし60例、軽度84例、中等度73例、重度33例だった。 検討の結果、障害なし群の51.7%で術後に迅速な改善を認めたが、軽度障害群では9.5%のみ、中等度障害群および重度障害群では認められなかった。軽度ないし中等度障害群の54.8%で緩徐な改善、49.3%で部分的な改善がみられたが、重度障害群の81.8%では改善がほとんど認められなかった。 ...