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CD19 CAR療法、急性リンパ性白血病患者の長期転帰を改善

2018年3月6日  New England Journal of Medicine

再発性B細胞性急性リンパ性白血病の成人患者53例を対象に、CD19特異的キメラ抗原受容体発現T細胞療法(CD19 CAR療法)の安全性と長期転帰を第1相試験で評価した。 その結果、14例(26%)が重度のサイトカイン放出症候群を発症し、1例が死亡した。完全寛解率は83%で、追跡期間中央値29カ月の無イベント生存期間中央値は6.1カ月、全生存期間中央値は12.9カ月だった。治療前の疾病負荷が大きい患者は、疾病負荷が小さい患者よりもサイトカイン放出症候群と神経毒性の発現率が高く、長期生存期間が短かった。 ...