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牧草を用いた花粉症免疫療法の後期第II相試験

2018年3月7日  Allergy

草花粉症患者198例を対象に、イネ科の牧草ホソムギ(Lolium perenne)のペプチドによる免疫療法の至適用量を第IIb相用量設定試験で検討した。 眼粘膜誘発試験での反応が治療完了までに改善した患者は、累積用量170μg群51.2%(プラセボ群との比較でP=0.023)、370μg群46.3%、70μg群38.6%、プラセボ群25.6%だった。IgEとアレルゲンの結合はいずれの実薬群も用量依存的に有意に低下した。プラセボ群と比較した草花粉特異的IgG4値は、70μg群で1.6倍、170μg群で3.1倍、370μg群で3.9倍高かった。 ...