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プラゾシン、PTSDの悪夢を軽減せず

2018年3月16日  New England Journal of Medicine

慢性心的外傷後ストレス障害(PTSD)で悪夢を見る頻度が高い米国の退役軍人304例を対象に、プラゾシンの効果を無作為化二重盲検試験で検討した。主要評価項目は、反復する悪夢の評価指数(CAPS-B2)のベースラインからの変化量、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)スコアのベースラインからの変化量および全般的臨床症状評価(CGIC)スコアとした。 その結果、投与10週時および26週時、プラゾシン群とプラセボ群の間で主要評価項目に有意差はなかった。有害事象の自殺念慮の発生または増悪をプラゾシン群8%、プラセボ群15%に認めた。 ...