去勢抵抗性前立腺癌治療薬、BRCA/ATM遺伝子変異で転帰良好
2018年3月19日
European Urology
次世代ホルモン療法(アビラテロンまたはエンザルタミド)を実施した転移性去勢抵抗性前立腺癌172例を対象に、生殖系DNA修復遺伝子変異と治療転帰の関連を検討した。 50の遺伝子を調べたところ、172例のうち22例(12%)に生殖系DNA修復遺伝子変異、9例(5%)にBRCA/ATM遺伝子変異が認められた。傾向スコア解析の結果、BRCA/ATM遺伝子変異がある患者は変異のない患者に比べ、PSA-PFS(ハザード比0.48、P=0.027)、PFS(同0.52、P=0.044)、OS(同0.34、P=0.048)と良好な結果だったが、非BRCA/ATM遺伝子変異の患者では差が見られなかった。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。