肥満手術前うつ病検査に患者質問票が有効か
2018年3月19日
Surgical Endoscopy
米国で肥満手術を受ける成人患者4486例を対象に、術前うつ病スクリーニングに用いる新たな患者の健康に関する質問票(PHQ-8)と従来の臨床評価ツールの有用性を比較した。 その結果、従来の臨床評価ツールで45.6%がうつ病と診断されたのに対し、PHQ-8を用いたスクリーニングでは14.8%が陽性だった。従来のツールでうつ病ではないと診断された患者の10.2%がPHQ-8でうつ病陽性と判定された。著者らは、従来の評価ツールでは一般集団よりも高い割合でうつ病と診断されてしまうが、患者中心のツールを用いることで誤診や未診断を防げることができるであろうと結論を示した。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。