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腹腔鏡下大腸癌手術、担当医1人だと開腹手術への移行が約4倍

2018年3月26日  Surgical Endoscopy

英国で腹腔鏡下大腸癌手術データベースからの750例を対象に、転帰悪化が知られる開腹手術移行の危険因子を明らかにする目的で、手術担当医師の人数が開腹移行率および術後転帰に及ぼす影響を再レビューで検討した。 その結果、外科医2人が担当した手術の開腹移行率は5.5%だったのに対し、1人が担当した手術では20.4%だった(オッズ比4.4、95%CI 1.87-10.2、P<0.001)。また、開腹移行症例(63% vs. 77%、P<0.001)および外科医1人の手術症例(61% vs. 70%、P=0.033)ではいずれも、対照と比較して5年全生存期間が有意に低かった。 ...