乳癌切除の判断に担当医が大きな影響
2018年3月27日
Annals of Surgery
高齢限局性乳癌患者2万9358例を対象に、外科担当医および医療施設が乳房切除術施行率に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検証した。 その結果、全体の乳房切除術施行率は22.4%だった。危険因子を明らかにするため多変量解析を実施した結果、担当外科医による影響(オッズ比中央値1.97)が医療施設(同1.71)やその他のあらゆる臨床的および人口統計学的変数による影響よりも大きかった。ただし、腫瘍サイズおよびリンパ節転移は担当外科医より影響が大きかった(それぞれオッズ比3.06、2.95)。外科医の経験年数が長いか経験症例数が少ないと乳房切除術を施行する確率が有意に高かった(P<0.005)。 ...
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