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抗うつ薬21種の比較、効果と忍容性にばらつき

2018年3月28日  Lancet

抗うつ薬21種の有効性と忍容性(投薬中止率)を二重盲検無作為化比較試験522件(成人大うつ病性障害患者11万6477例)のシステマティックレビューとネットワークメタ解析で比較した。 その結果、全21種の抗うつ薬はプラセボと比べて効果があったが、オッズ比はアミトリプチリンの2.13(95%CI 1.89-2.41)からレボキセチンの1.37(同1.16-1.63)と幅があった。agomelatine(オッズ比0.84)とフルオキセチン(同0.88)の投薬中止率はプラセボより低く、クロミプラミン(同1.30)はプラセボより高かった。直接比較では、agomelatine、アミトリプチリン、エスシタロプラム、ミルタザピン、パロキセチン、ベンラファキシン、vortioxetineが他の薬剤と比べ有効性が高かった(同1.19-1.96)。 ...