非侵襲的な冠動脈疾患診断法、臨床転帰の差確認できず
2018年3月30日
British Medical Journal
低リスク急性冠動脈症候群患者(18試験1万1329例)または安定冠動脈疾患疑い患者(12試験2万2062例)を対象に、冠動脈疾患検出のための非侵襲的診断法実施後の臨床転帰の差異をネットワークメタ解析で検討した。 その結果、急性冠動脈症候群では機能検査(負荷心エコー、心血管磁気共鳴など)を実施によって、冠動脈CTA実施時と比べてその後の侵襲的冠動脈造影実施件数が減少した。安定冠動脈疾患疑い患者では負荷心エコーまたはSPECT-MPIを実施によって、冠動脈CTA実施時と比べてその後の検査実施件数が減少した。転帰の推定は不正確で、明らかな差異は認められなかった。 ...
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