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巨大腹壁ヘルニア、術前気腹とボツリヌス毒素併用が有効

2018年4月9日  Surgical Endoscopy

多臓器脱出を来した巨大腹壁ヘルニア患者70例を対象に、術前の漸増性気腹法とA型ボツリヌス毒素投与の併用効果をスペインの観察研究で検討した。 その結果、漸増性気腹法とA型ボツリヌス毒素投与の併用で、瘢痕ヘルニア容量/腹腔容積比率に平均16.6%減少が見られた(P<0.05)。20%に漸増性気腹法関連合併症、29.6%に手術関連合併症見られたが、A型ボツリヌス毒素投与中に合併症は発生しなかった。追跡期間(中央値34.5 ± 22.3ヵ月)中4例(5.7%)に術後ヘルニア再発を認めた。 ...