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敗血症性ショックへのステロイド投与、死亡率下げず

2018年4月11日  New England Journal of Medicine

人工換気を必要とする敗血症性ショック患者3658例を対象に、ヒドロコルチゾン投与(200mg/日)の有効性を無作為化比較試験で評価した(ADRENAL試験)。 その結果、主要評価項目の90日時点死亡率はヒドロコルチゾン群で27.9%、プラセボ群で28.8%だった(オッズ比 0.95、95%CI 0.82-1.10、P=0.50)。ショックからの回復はヒドロコルチゾン群の方が早かった(3日 vs. 4日、ハザード比 1.32、P<0.001)。初回の人工換気期間もヒドロコルチゾン群の方が短かったが、人工換気の再開を考慮すると人工換気不要な生存日数に有意差はなかった。 ...