腰痛の「red flag」、過信は禁物
2018年4月12日
The Journal of Bone & Joint Surgery
腰痛を主訴とする患者9940例を対象に、「red flag(警戒兆候)」質問票のスクリーニングツールとしての有用性を後ろ向きレビューで検討した。 その結果、「最近の外傷」があり「50歳超」だと脊椎骨折が増加するなど、特定の兆候や組み合わせによって脊椎病変との関連が示された。しかし、脊椎悪性腫瘍患者の64%にはred flagを認めず、red flagがない場合でも重篤な疾患の可能性が有意に低下したわけではなかった。red flagの質問票を使用する際には注意が必要であることが示唆された。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。