キノロン系薬で大動脈瘤リスク増加
2018年4月20日
British Medical Journal
スウェーデンで経口フルオロキノロン系抗菌薬による治療例36万88件の大動脈瘤または大動脈解離のリスクを全国コホート研究で検証。傾向スコアでマッチさせた同国のアモキシシリンによる治療例36万88件を対照とした。 投与開始60日以内の大動脈瘤または大動脈解離の発症率は、フルオロキノロン使用群1.2件/1000人・年、対照群0.7件/1000人・年で、フルオロキノロン使用がリスク上昇と関連した(ハザード比1.66、95%CI 1.12-2.46)。副次解析では、フルオロキノロン使用による大動脈瘤のハザード比が1.90(同1.22-2.96)、大動脈解離のハザード比が0.93 (同0.38-2.29)であった。 ...
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