PCI予定ACS患者へのスタチン負荷投与、MACE発生減らず

ブラジルの53施設で経皮的冠動脈インターベンション（PCI）施行予定の急性冠症候群（ACS）患者4191例を対象に、アトルバスタチン負荷投与の効果を多施設共同無作為化試験で検討した（SECURE-PCI試験）。 その結果、主要評価項目に規定した30日MACE（全死因死亡、心筋梗塞、脳卒中など）発生率はアトルバスタチン（PCI施行前後に80mg単回投与）群6.2％、プラセボ群7.1％で、絶対差は0.85％（95％CI －0.70-2.41％）、ハザード比は0.88（同0.69-1.11、P＝0.27）だった。 ...