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高齢者フレイルでICU治療後の障害と死亡リスク増加

2018年4月25日  Chest

ICUで治療した高齢者391例(平均年齢84歳)を対象に、フレイルとICU退室後の転帰との関連性を縦断研究で検証。ICU入室前のフレイル有病率は54.5%だった。 検討の結果、フレイルの患者では、フレイルでない場合に比べて発病後6カ月時の機能障害発生率が高く(調整後相対危険度1.41、95%CI 1.12-1.78)、老人ホーム入居率も増加した(オッズ比3.52、95%CI 1.23-10.08)。フレイルの診断に用いるFriedの基準が1点増加するごとに死亡リスクは2倍になった(ハザード比2.00、95%CI 1.33-3.00)。 ...