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クリプトコッカス髄膜炎にフルシトシン併用が有用

2018年4月25日  New England Journal of Medicine

アフリカでクリプトコッカス髄膜炎を発症したHIV感染者721例を対象に、抗真菌薬を併用した導入療法の有効性を無作為化比較試験で評価した。 その結果、10週後死亡率は、経口療法群(2週間のフルコナゾール+フルシトシン)35.1%、1週間のアムホテリシンB+フルコナゾールまたはフルシトシン併用群36.2%、2週間のアムホテリシンB+フルコナゾールまたはフルシトシン併用群39.7%だった。アムホテリシンB+フルシトシン併用群はフルコナゾールと比べて10週死亡率が有意に低下した(ハザード比0.62、P=0.002)。医療資源が限られた環境では、1週間のアムホテリシンB+フルシトシンおよび2週間の経口療法が導入療法として有用であることが示唆された。...