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骨巨細胞腫へのデノスマブ、局所再発率と関連か

2018年5月1日  The Journal of Bone & Joint Surgery

四肢に発生した骨巨細胞腫(GCTB)408例の単一施設での医療記録を基に、デノスマブが局所再発リスクに及ぼす影響を後ろ向きレビューで検討した。 その結果、追跡期間中央値85.6カ月での局所再発率は、病巣掻爬+デノスマブ群60%(25例中15例)、病巣掻爬単独群16%(222例中36例)で、関節温存率はそれぞれ80%(20例)、94%(36例)だった。デノスマブは無再発生存および関節温存を考慮に入れた場合の予後不良の唯一の独立関連因子だった。しかし、コホート間に大きな差があり、無作為化に割り付けたものではなかったため、因果関係は評価できなかった。...