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米国、白人の心血管健康度が低下傾向

2018年5月1日  Annals of Internal Medicine

1988-2014年に実施した米国国民健康栄養調査から心血管疾患の既往がない成人を抽出し、心血管の健康状態の人種間差を横断研究で検討した。血圧、BMI、運動などの7項目で心血管の健康度を評価し10点以上を最適とする「Life's Simple 7」を指標に用いた。 その結果、心血管の健康度が最適とされた成人の割合は、アフリカ系およびメキシコ系に比べ白人で高かった。1988-94年のアフリカ系アメリカ人のスコアは白人と比べて、25-44歳で22.8ポイント、65歳以上で8.0ポイント低かったが、2011-14年ではその差はそれぞれ10.6ポイント、3.8ポイントに低下した。近年、白人の心血管の健康度が悪化しスコアが低下しているため、人種間の差は縮小傾向にあった。...