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ピロリ除菌で異時性胃癌リスクが低下

2018年5月9日  New England Journal of Medicine

ヘリコバクター・ピロリ除菌の異時性胃癌予防効果を前向き二重盲検無作為化試験で検討。早期胃癌またはハイグレード胃腺腫を内視鏡手術で切除した396例を対象とし、そのうち194例で除菌治療を行った。 その結果、追跡期間中央値5.9年での異時性胃癌の発生率は非除菌群の13.4%に対し、除菌群は7.2%で有意に低値だった(ハザード比0.50、95%CI 0.26-0.94、P=0.03)。追跡3年間での胃体部小弯の萎縮の改善率は除菌群48.4%、非除菌群15.0%だった(P<0.001)。...