膵管腺癌切除後の再発、RFS 12カ月が早期と晩期の閾値
2018年5月11日 Annals of Surgery
米国で膵切除術を施行した膵管腺癌患者957例を対象に、早期再発と晩期再発を区別する無再発生存期間（RFS）のカットオフ値を検討した。 その結果、予後に基づいて早期および晩期再発を分ける最適なRFSは12カ月だった（P＜0.001）。術前のチャールソン年齢-併存疾患指数4以上、腫瘍サイズ3.0cm超、CA 19-9が210 U/mL超、術後の腫瘍分化グレード不良、リンパ節比0.2超などが早期再発の危険因子だった。術後補助化学療法（オッズ比0.28）および化学放射線療法（オッズ比0.29）が早期再発率低下と関連した。...