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鼠径ヘルニア、TAPP法で術後の疼痛大幅に緩和

2018年5月17日  Surgical Endoscopy

ポーランドで接着剤固定を用いた腹膜内到達法による腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)を施行した患者146例を対象に、術前術後の疼痛を前向きに比較検討した。 その結果、疼痛強度は術前4.28、術後12カ月時0.38だった(P<0.001)。罹患期間が12カ月未満、1年以上、5年以上の患者で、術前の疼痛強度はそれぞれ4.1、4.3、4.9(P=0.028)、術後12カ月時では0.26、0.34、0.40だった(P=0.037)。40歳未満の患者は60歳以上の患者と比べて、術前術後ともに頻繁に強い痛みを報告した。...