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腹腔鏡下直腸癌切除後の長期転帰、開腹術より良好

2018年5月21日  Surgical Endoscopy

ドイツで直腸癌患者1507例を対象に、腹腔鏡下直腸癌切除後の長期転帰を集団ベースの後ろ向きコホート研究で開腹術と比較した。 その結果、28.4%が腹腔鏡下手術を受けていた。直腸上部または中部に腫瘍のある患者、若年齢患者、大腸癌に特化した施設の患者が腹腔鏡下手術を受ける傾向にあった。術後5年生存率は腹腔鏡下手術群80.4%、開腹術群68.6%だった(P<0.001)。腹腔鏡下手術は局所無再発生存率改善に優れ、多変量解析では有意差が認められた(ハザード比0.70、95%CI 0.52-0.92)。...