TMB高値のNSCLC、ニボルマブ＋イピリムマブ併用で生存期間改善

米国で化学療法治療歴のない腫瘍遺伝子変異量（TMB）高値の非小細胞肺癌（NSCLC）患者を対象に、ニボルマブ＋イピリムマブ併用療法の効果を第III相試験で化学療法群と比較検討した（CheckMate 227試験）。 その結果、無増悪生存期間は併用群で化学療法群に比べ有意に改善し（中央値7.2カ月 vs. 5.5カ月）、1年無増悪生存率はそれぞれ42.6％、13.2％だった（進行または死亡のハザード比0.58、97.5％CI 0.41-0.81、P＜0.001）。治療関連有害事象の発生率は併用群32.1％、化学療法群36.1％だった。...