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頭頸部癌の無作為化試験、結果に脆弱性

2018年6月15日  The Laryngoscope

カナダで頭頸部癌手術に関する無作為化比較試験の論文27件を対象に、統計学的に有意とされた結果の安定性を評価した。サンプルサイズ中央値は67.5例、1試験当たりのイベント数中央値は8件だった。 その結果、脆弱性指数(FI)中央値は1で、治療群でイベントなしとされた1例がイベントありになると結果が統計学的に非有意(P>0.05)になるものだった。単変量解析ではFI値はP値およびインパクトファクターと中程度の相関、多変量解析ではP値のみがFI値の予測因子だった。頭頸部癌無作為化試験の統計学的有意差に安定性がないことが示唆された。...