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TMA法によるジカウイルス検査、高コストで検出率も低い

2018年6月18日  New England Journal of Medicine

米国で献血血液393万2176検体を対象に、核酸増幅法(TMA)によるジカウイルス(ZIKV)スクリーニングの効果および陽性が確認された検体の出荷を差し止めるための費用を検討した。 その結果、スクリーニングの陽性的中率は5.6%、特異度は99.997%だった。陽性だった9検体にTMA再検査を実施したところ6例(67%)が陽性で、そのうち4検体がIgM陰性だった。IgM陰性4検体のうちミニプールTMAを実施した全3検体で陽性反応が見られた。業界が報告した検査費用および本試験の検出率を基に計算すると、個別の核酸検査で蚊媒介ZIKV感染症を8例検出する費用は、ZIKV RNA陽性1検体当たり530万ドルだった。...