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COPDの3剤併用療法、2剤併用より増悪発生頻度を抑制

2018年6月20日  New England Journal of Medicine

慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者1万355例を対象に、3剤併用療法(フルチカゾン・フランカルボン酸エステル[吸入ステロイド:ICS]+ウメクリジニウム[長時間作用型抗コリン薬:LAMA]+ビランテロール[長時間作用型β2刺激薬:LABA]と2剤併用療法(ICS+LABA、LAMA+LABA)の効果を無作為化比較試験で検討した(IMPACT試験)。 その結果、中等度または重度増悪の年間発生率は3剤併用群0.91、ICS+LAMA群1.07(3剤併用群との発生率比0.85、差15%、P<0.001)、LAMA+LABA群1.21(同0.75、25%、P<0.001)だった。入院を要する重度増悪の年間発生率は3剤併用群0.13、ICS+LABA群0.19だった。...