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外科医別の術後転帰報告制度、導入後に90日死亡率低下

2018年6月25日  British Medical Journal

大腸癌患者約11万例を対象に、英国で外科医別の大腸癌手術後転帰公的報告制度の影響を集団ベースコホート研究で検討した。 その結果、制度導入前と導入後で、拡大切除術および待機的拡大切除術の施行率に変化はなかった(それぞれP=0.8、0.5)。導入前後で予測90日死亡率に変化はなかった(2.7% vs. 2.7%、P=0.3)が、導入後に実際の90日死亡率が低下した(P=0.03)。変化点検出の結果、この低下幅は、制度導入前から見られた死亡率の低下傾向を上回るものであることがわかった(P=0.03)。...