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心房細動消失後も脳卒中およびTIAリスクは高い

2018年6月27日  British Medical Journal

洞調律回復と診断した心房細動(AF)患者1万1159例を対象に、脳卒中または一過性脳虚血発作(TIA)の発生リスクを検討。洞調律非回復のAF患者1万5059例およびAF非既往例2万2266人と比較した。 2件の後ろ向きコホート研究で検討した結果、洞調律回復群の脳卒中またはTIAの調整発生率比は、非回復群に比べた場合0.76(95%CI 0.67-0.85、P<0.001)、AF非既往群に比べた場合1.63だった(1.46-1.83、P<0.001)。洞調律回復群では抗凝固薬継続投与を推奨するようガイドラインを改定すべきであると考えられた。...