人工肛門閉鎖、腹腔鏡下手術の優位性示されず

2004-15年にイスラエルの5施設でハルトマン手術後に人工肛門閉鎖術を施行した患者260例を対象に、腹腔鏡手術と開腹手術の術後転帰を後ろ向き研究で比較した。 その結果、ハルトマン手術から人工肛門閉鎖までの平均日数（204.89日 vs. 213.60日、P＝0.688）および全合併症発生率（46.4％ vs. 46.5％、P＝1）に差はなかった。合併症分類別（軽症：P＝1、重症：P＝0.675）、平均在院日数（10.91日 vs. 11.72日、P=0.529）でも腹腔鏡手術の優位性は示されなかった。 ...