ICU患者の家族支援、患者中心ケアへの評価は良好

ICUで治療中の患者1420例の意思決定代理人を対象に、専門職連携ICUチームによる家族支援の効果をクラスター無作為化試験で検討（PARTNER試験）。 介入6カ月時、代理人の平均HADSスコアは介入群11.7、通常ケア群12.0（β係数－0.34、95％CI －1.67-0.99、P＝0.61）、出来事インパクト尺度は21.2、20.3（同0.90、－1.66-3.47、P＝0.49）だった。介入群では、医師と家族のコミュニケーションの質を評価するQOC（Quality of Communication）スコア（69.1 vs. 62.7、同6.39、2.57-10.20、P=0.001）や患者中心のケアを評価するPPPC（Patient Perception of Patient Centeredness）スコア（1.7 vs. 1.8、同-0.15、同-0.26--0.04、P=0.006）が良好で、ICU入室期間も短かった（6.7日 vs. 7.4日、レート比0.90、95%CI 0.81-1.00、P=0.045）。...