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FFRガイド下PCI、薬物療法より5年転帰良好

2018年7月4日  New England Journal of Medicine

冠血流予備量比(FFR)0.80以下で血行動態的に有意な狭窄を呈する安定性冠動脈疾患患者888例を対象に、FFRガイド下経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の5年転帰を薬物療法と比較した(FAME 2試験)。 その結果、5年時主要複合評価項目(死亡、心筋梗塞、緊急血行再建術)発生率はPCI群13.9%、薬物療法単独群27.0%だった(ハザード比0.46、95%CI 0.34-0.63、P<0.001)。緊急血行再建施行率もそれぞれ6.3%、21.1%と差が見られたが(同0.27、0.18-0.41)、死亡率および心筋梗塞発生率に有意差はなかった。FFR 0.80超で薬物療法を実施した患者コホートとPCI群の主要複合評価項目発生率に有意差はなかった。...