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KRAS変異大腸癌、肺転移巣ARでOS改善

2018年7月5日  Annals of Surgery

肺転移を伴う大腸癌患者168例を対象に後ろ向きレビューを実施。転移巣の解剖学的切除(AR)の有益性を非解剖学的縮小肺切除(NAR)と比較した。 その結果、74例に解剖学的切除を施行し、95例(56.5%)にKRAS遺伝子変異があった。KRAS変異例のうち解剖学的切除群の全生存期間(OS)中央値は101カ月、NAR群は45カ月、肺転移の再発までの期間は50カ月と15カ月だった(P=0.02、P=0.01)。KRAS野生型例では、OSおよび肺転移の再発までの期間に術式の違いによる差は認めなかった。...