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下気道感染の抗菌薬、プロカルシトニンガイド下で使用量減らず

2018年7月5日  New England Journal of Medicine

救急科で医師が抗菌薬使用に確信が持てない下気道感染症疑い患者1656例を対象に、プロカルシトニン(PCT)値による抗菌薬使用判定の有用性を検証した(ProACT試験)。介入群では担当医師に、PCT評価結果およびPCT値階層に準じた抗菌薬使用勧告の入った抗菌薬使用ガイドラインを提供した。 担当医師のPCT評価結果入手率は介入群95.9%、通常ケア群2.2%だった。両群ともにPCT値階層と救急科での抗菌薬処方決定の間に関連が見られた。平均抗菌薬使用日数は介入群4.2日、通常ケア群4.3日、30日以内の有害転帰発生率はそれぞれ11.7%、13.1%といずれも優越性は認められなかった。...