乾癬へのトファシチニブ、有効性確認

中等症ないし重症の慢性尋常性乾癬患者2867例を対象に、トファシチニブの長期安全性および有効性を非盲検継続投与試験で検討。トファシチニブ投与期間中央値は35.6カ月だった。 その結果、66カ月目までの有害事象および重篤な有害事象の発生率はそれぞれ82.5％、13.7％、有害事象による中止率は13.9％、死亡は29例だった。54カ月目までの有効性評価では、各試験来院時の医師による全般的評価で「消失」または「ほぼ消失」（PGA奏効）の達成率が52-62％、乾癬の面積と重症度の指数75％改善（PASI75）の達成率が56-74％だった。...