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飲酒と冠動脈疾患・脳卒中の関連、疾患ごとに異なる

2018年7月10日  British Medical Journal

心血管疾患既往のない3万2549例を対象に、アルコール摂取量と冠動脈疾患(CHD)および脳卒中の関連性を多施設共同ケースコホート研究で検討した(EPIC-CVD研究)。 その結果、ベースラインのアルコール摂取量と非致死的冠動脈疾患の間には負の相関を認め、摂取量増加12g/日当たりのハザード比は0.94(95%CI 0.92-0.96)だった。ベースラインの摂取量と致死的冠動脈疾患リスクにはJ字曲線の関連が見られ、総摂取量0.1-4.9g/日と比較した5.0-14.9g/日、15.0-29.9g/日、30.0-59.9g/日のハザード比はそれぞれ0.83(同0.70-0.98)、0.65(同0.53-0.81)、0.82(同0.65-1.03)だった。非致死的および致死的脳卒中リスクのハザード比は摂取量増加12g/日当たり1.04(同1.02-1.07)および1.05(同0.98-1.13)だった。...