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前立腺癌、ノモグラムにmpMRI併用で悪性所見予測能が向上

2018年7月13日  The Journal of Urology

根治的前立腺摘除術施行患者532例を対象に、術前の悪性病理学的所見予測ノモグラム(PartinおよびMSKCCノモグラム)に、マルチパラメトリック磁気共鳴画像(mpMRI)および経直腸的超音波検査・mpMRI融合ガイド下生検を併用した効果を検証した。 その結果、系統的生検がベースのMSKCCノモグラムにmpMRI所見を追加した場合、グリーソン分類のAUC増加度は、限局性前立腺癌0.10(P<0.001)、被膜外浸潤0.10(P=0.003)、精嚢浸潤0.09(P=0.011)、リンパ節転移0.06(P=0.120)だった。標的生検で得た検体にグリーソン分類を用いると、系統的生検と比べて限局性前立腺癌(ΔAUC=0.07、P=0.003)および被膜外浸潤(ΔAUC=0.07、P=0.048)の予測能が向上した。Partinノモグラムを使用した場合もほぼ同じ結果を得た。...