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外傷誘発性凝固障害管理のアルゴリズムを粘弾性止血分析を基に開発

2018年7月17日  Annals of Surgery

成人外傷患者2287例の粘弾性止血アッセイのデータを基に、外傷誘発性凝固障害(TIC)管理のためのデータ駆動型アルゴリズムを多施設共同前向き観察研究で開発した。 その結果、アルゴリズムに組み込まれたトロンボエラストメトリー(ROTEM)およびトロンボエラストグラフィ(TEG)で検出感度70%を達成したパラメータとその閾値は、低フィブリノーゲン血症ではFIBTEMの5分後の凝固振幅(CA5)が10mmで曲線下面積(AUC)が最も大きかった。フィブリノーゲン機能(FF)の最大振幅(MA)はTEGで19mm、ROTEMではEXTEM-FIBTEM CA5で30mm、rTEG-FF TEG MAで46mmだった。TICはEXTEM CA5で41mm、rTEG MAで64mm(感度80%)だった。...