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喘息治療へのデュピルマブ上乗せ、糖質コルチコイド用量減らす

2018年7月17日  New England Journal of Medicine

ドイツで糖質コルチコイド治療中の重症喘息患者210例を対象に、デュピルマブ上乗せの効果および安全性を検証した(LIBERTY ASTHMA VENTURE試験)。 その結果、24週時の糖質コルチコイド減量率はデュピルマブ群70.1%、プラセボ群41.9%(P<0.001)だった。50%以上の減量達成率は80% vs. 50%、1日量5mg未満達成率は69% vs. 33%、糖質コルチコイド投薬中止率は48% vs. 25%だった。重度増悪発生率はデュピルマブ群がプラセボ群に比べ59%低く、吸入前の1秒努力呼気量(FEV1)は0.22L高かった。一過性の好酸球数増加がデュピルマブ群に多く認められた。...