生後3カ月間の人工栄養が過体重リスクを高める

乳児1087例を対象に、乳児期の栄養方法（母乳栄養と人工栄養）および腸内細菌叢と過体重リスクの関連を調査。腸内細菌叢は生後3-4カ月および12カ月時の糞便を解析した。身長別体重の85パーセンタイル超の乳児を過体重リスクがあると定義した。 その結果、生後3カ月時、完全人工栄養の乳児は完全母乳栄養児に比べて過体重リスクが高かった（共変量で調整したオッズ比2.04、95％CI 1.25-3.32）。3-4カ月時の人工栄養特異的な細菌叢の特性で調整すると、その関連性は減弱した（同1.33）。3カ月時の細菌叢プロファイルと過体重リスクの間に強い関連を認めた。...