腎細胞癌でスニチニブ単独の非劣性確認
2018年7月19日
New England Journal of Medicine
中ないし高リスクの転移性淡明細胞型腎細胞癌患者450例を対象に、標準治療(腫瘍縮小腎摘除術+スニチニブ投与)に対するスニチニブ単独投与の非劣性を第III相試験の中間解析で検討した(CARMENA試験)。 その結果、追跡期間中央値50.9カ月時の死亡は326例だった。全生存期間中央値はスニチニブ単独群18.4カ月、標準治療群13.9カ月で、スニチニブ単独群が標準治療群に対する非劣性を示した(層別死亡のハザード比0.89、95%CI 0.71-1.10、非劣性の95%CI上限値1.20以下)。奏効率および無増悪生存期間に有意差は見られず、予想外の有害事象もなかった。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。