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慢性副鼻腔炎症状の評価に探索的因子分析を用いた新方法

2018年7月19日  Allergy

慢性副鼻腔炎(CRS)の症状は測定方法の規定がなく、症状を一般化して測定できないため、米国の副鼻腔炎患者3535例の症状をクラスタリングして経時的に評価。3カ月間持続する主要な副鼻腔症状および関連症状の有無、重症度、煩わしさ、頻度に関する37項目から成るアンケートを用いて症状クラスターを特定し、因子スコアを算定した。 探索的因子分析を5回実施し、同一の因子5種類(鼻閉および鼻漏、疼痛および圧迫感、喘息および感冒/インフルエンザ症状、嗅覚低下、耳および眼の症状)を特定した。個々の質問に対する回答では経時的変化が認められたが、因子スコアにまとめると経時的変化は小さくなった。症状因子スコアはすべて、CRS既往歴なし、既往歴あり、現在のCRS患者の順で高くなっていった。...