1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. RPE細胞移植、黄斑変性に対する有益性示せず

RPE細胞移植、黄斑変性に対する有益性示せず

2018年7月20日  Ophthalmology

スターガルト病の病状が進行した患者12例を対象に、ヒト胚性幹細胞(hESC)由来網膜色素上皮(RPE)細胞(最大20万個)の網膜下移植の安全性および有効性を第I/II相非盲検用量漸増試験で検討した。 全例の移植部位で網膜下色素沈着過剰が用量依存的に認められ、全身免疫抑制療法の中止後も持続した。制御不能な増殖または炎症反応を示すエビデンスはなかった。最高矯正視力の改善は4例で見られたが、持続しないか未治療対側眼と同等の改善だった。12カ月時のマイクロペリメトリーを用いた網膜感度測定では全例で有益性を示すエビデンスは認められなかった。...