閉経前乳癌へのタモキシフェン、卵巣機能抑制を上乗せでOS改善

閉経前乳癌患者を対象に補助療法としてのタモキシフェンまたはエキセメスタン＋卵巣機能抑制併用の再発予防効果を検証したSOFT試験およびTEXT試験の最新結果が報告された。 8年無病生存率はタモキシフェン単独群78.9％、タモキシフェン＋卵巣機能抑制群83.2％、エキセメスタン＋卵巣機能抑制群85.9％、8年全生存率（OS）は91.5％、93.3％、92.1％（タモキシフェン単独群 vs. タモキシフェン＋卵巣機能抑制群でのP＝0.009）、グレード3以上の有害事象発生率はそれぞれ24.6％、31.0％、32.3％だった。HER2陰性例での8年遠隔転移発生率は、エキセメスタン＋卵巣機能抑制群がタモキシフェン＋卵巣機能抑制群に比べ低かった。...