リドカイン＋ステロイド注でTKA後の亜急性疼痛を7週間緩和

タイで人工膝関節全置換術（TKA）を施行した変形性膝関節症患者108例を対象に、術後3カ月間の副腎皮質ステロイド腰椎硬膜外注入の亜急性疼痛管理効果を二重盲検無作為化試験で検討。患者をトリアムシノロンアセトニド40mg＋1％リドカイン5mL投与群と1％リドカイン6mL投与群に無作為に割り付けた。 その結果、ステロイド＋リドカイン群は、リドカイン単独群よりも、視覚アナログスケールで測定した動作中の平均疼痛レベルが術後7週まで低く（P＜0.05）、7週時点での平均差は－7点だった（95％CI －12.8-－1.0点、P＝0.033）。さらに、ステロイド＋リドカイン群の方が、術後6週時点での膝機能の平均総スコアも優れていた（28点 vs. 33点、95％CI －8.6-－0.6点、P＝0.03）。...