低リスク前立腺癌、遺伝子発現パターンに多様性
2018年7月23日 European Urology
米国で臨床的低リスク前立腺癌患者からの生検試料408検体を用いた中央病理診断とゲノムワイド発現プロファイリングを実施。遺伝子発現パターンを高リスク患者からの生検試料1290検体と比較した。 低リスク患者からの試料を18予後シグネチャーから判定した平均ゲノムリスクの四分位数に基づき4群に分類した。さらに特徴的遺伝子セットスコアの教師なしクラスタリング解析を実施した結果、PAM50によるluminal A型、luminal B型、basal型の3つのクラスターが明らかになった。平均ゲノムリスクは病理学的転帰（オッズ比1.34）および生化学的転帰（ハザード比1.53）と関連していたが、3つのクラスターはこの転帰と関連していなかった。...