オピオイド使用障害、naltrexone投与で死亡率増

オピオイドの非致死的過剰摂取患者1万7568例を対象に、オピオイド使用障害に対する薬物療法と死亡率の関連を後ろ向きコホート研究で検証した。 その結果、過剰摂取後の1年間で、患者の11％にメサドン維持療法（MMT）を実施、17％にブプレノルフィン、6％にnaltrexoneを投与した。MMT群およびブプレノルフィン投与群は非薬物治療群に比べて全死亡率（調整後ハザード比：0.47、0.63）およびオピオイド関連死亡率（同0.41、0.62）が低かった。naltrexone投与群では死亡率およびオピオイド関連死亡率（同1.44、1.42）低下との関連は認められなかった。...