小児の腐食性食道狭窄、マイトマイシンC併用で治癒率2倍に

難治性腐食性食道狭窄症（長さ3cm超）の小児患者120例を対象に、マイトマイシンC（MMC）局所投与の有効性を前向き研究で検討した。 その結果、完全治癒率は内視鏡的食道拡張術単独群40％、MMC併用群81.6％だった（P＜0.0001）。追跡期間中の拡張術平均施行回数は、単独群に比べMMC併用群で有意に少なく（6.25±1.74回 vs. 3.25±2.78回、P＜0.001）、改善を示した患児の平均治療費も併用群の方が安価だった（404±55.7USドル vs. 272.2±51 USドル）。...